- 新緑に包まれる神秘の島
世界遺産の大いなる自然に抱かれる 屋久島YAKUSHIMA SPECIAL CONTENTS
屋久島は島の沿岸部を国道が取り囲み、屋久島の名所や登山口と直結しています。路線バスやレンタカー、タクシーなど日程や目的に合わせて適切に選ぶことが旅の満足度の決め手になるでしょう。
物知りヤクシカからアドバイス
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屋久島の類を見ない生態系を語る上で、欠かせない存在。通常の杉の寿命は500年と言われているが、屋久杉は1000年を越える樹齢を誇っている。通常の杉よりもゆるやかに育成し、その姿は神々しく、神秘的な森を形成する一因となっている。屋久島を包む豊かな森に点在する屋久杉は、それぞれ独特の形状をなすものも多く、屋久島を訪れる人々を魅了し続けている。
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屋久島の森は、樹木も花崗岩も、緑一色に染まる世界。その深く鮮やかな緑の正体は、木々や岩に繁殖した約600種にも及ぶ無数の苔。苔は空気中から水分と養分を摂取する植物であり、島自体が花崗岩で形成される屋久島においては、森を潤す「ダム」のような存在。年中通して降り注ぐ雨が作った渓流と合わせ、屋久島の森と訪れる人々の心に潤いを与えてくれる。
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高低差の高い地形が天気の変動を激しくし、平地での年間雨量が平均で本州の約2倍の4,500mm、山地では7,500mmを越え、雨の降らぬ日はない、という印象を抱かせる。言い得て妙なこの表現は、林芙美子が著書「浮雲」で雨の多い屋久島を表した言葉。この豊富な水の恵みが、深く美しい生命の森を育んだといっても過言ではない。雨に煙る深緑の森は、森本来の美しさを堪能できるシチュエーションの一つかもしれない。
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屋久島は九州本島最南端の鹿児島県佐多岬から南南西に約65kmの位置にある、東シナ海と太平洋に囲まれた洋上に浮かぶ島。中央に座する九州最高峰の「宮之浦岳」をはじめ、標高1,000mを越える高山が連なっている。山々の頂は、年中を通してほぼ雲に覆われ見ることはできないが、晴れるとその姿はまさに「洋上の山」と言った景観に。また、山頂部から雲海に沈む里を望む眺めは、一見の価値のある絶景。
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屋久島を訪れ、まず驚くのが猿の多さ。そこここに平然と闊歩する猿の姿がある。人馴れしないため、鹿は見かける機会こそ少ないが、島民より多いと錯覚させるには十分の数の猿に出会える。現在は猿・鹿ともに3,000頭、人は1万人程度。猿は「ヤクザル」、鹿は「ヤクシカ」という屋久島固有の種で、「ニホンザル」「ニホンシカ」の亜種だとされている。オリジナルよりも色が濃く、少し小さいのが特徴。
屋久島は魚介類の宝庫。日本一の水揚げを誇るトビウオをはじめ、屋久島ならではの海の幸を味わえます。その中でも人気店2店をご紹介!とにかく新鮮!ぜひご賞味ください!
雑誌などにも数多く掲載されている人気店。サバはもちろん、魚のとろろ蒸し、トビウオのから揚げなどの人気メニューが目白押し。漁火定番のサバ茶漬けが絶品。少人数の予約ができないので、早めに行くのがオススメ!
新鮮な島魚が中心の店で味付けも絶妙で期待を裏切りません。料理の素材は屋久島の新鮮な魚介類お造り定食や焼魚定食など。テーブル席・個室・カウンター席があり、一人から大人数まで利用できるのがウレシイお店です。
美しい屋久島ですが、その森や山は深く危険な場所も多くあります。また天候も変わりやすいので事前に周到な準備が必要です。楽しく安全に旅をするために必要最低限の知識を身につけましょう。