大石林山

手付かずの自然が残され、ヤンバルクイナなどの固有種も生息する「やんばる」エリアにある自然の楽園。大石林山のある安須社（アシムイ）は島建ての神・アマミキヨが降り立ち作った最初の聖地といわれ、今もなお40を超える御願所（拝所）が残されている。また、琉球王国時代に王府がまとめた沖縄最古の歌謡集には、国王の命で安須社の湧き水が王家の長寿を祈る若水として用いられたとも謡われている。施設には豊かな自然をと触れ合う4つの散策コースが用意され、2億年前の石灰岩層が隆起してできた、世界最北の熱帯カルストを体感できる「巨岩・石林感動コース」、沖縄最北端の辺戸岬や大海原を望みつつ拝所が数多く点在している「美ら海展望台コース」、巨大なガジュマルや6万本のソテツ群落など自然の息吹が感じられる「亜熱帯自然林コース」がある。その他、ご年配の方や車イスの方も安心な「バリアフリーコース」なども用意されているので、お子様からご年配の方までシーンに合わせた自然体験が可能。もっと深く大石林山について知りたい人には、熟練したガイドと巡る「スピリチュアル体験ツアー」（有料）がオススメ。参加前日の17:00までの予約制で、約120分かけてじっくりと神が光臨したという伝説の地を巡ることができる。沖縄独特の突然のスコールにあった場合にも、園内数箇所に貸し出し用の傘の準備がされているので安心！　雨の日には石灰岩が濡れ石の表情が浮かび上がるので、晴れの日とはまた違う風情が楽しめます。散策コースの起点となる精気小屋にはカフェが併設。やんばるの薬草を使った特製ピザや沖縄で人気の35コーヒーなどが楽しめるので注目です。